新築 - 適正価格住宅を建てよう

適正価格住宅を建てよう!

これからの住宅価格はお客様が決めるのです

私たちが運営しています住宅検査サイトには、見積価格が適正かどうか調査の依頼が多くあります。

全く同じ図面、同じ仕様の住宅でもA工務店では坪70万円の見積り金額、B工務店では坪50万円の見積り金額、30坪の住宅でその差が600万円もでてしまう現実があります。これは会社の利益の差なのです。

現在の流通システムでは、年間100棟以上の住宅会社も年間1棟しか建築しない住宅会社もほとんど目に見える商品代金(原価)は変わりありません。

このような無駄な利益を支払って損をしているのは、お客様なのです。これからは住宅のコストをいくらにするかは、業者側ではなく、お客様が決定される時代が来ているのです。

30坪の住宅の場合

同じ大きさ、同じ仕様でA社のお客様は600万円の損失

1適正価格住宅のシステム

欧米で主流の建築システムである「原価公開システム」は、経費の内訳を公開して余分な流通コストがかかっていない事を施主に証明し、不必要な経費を削減する方法です。

一般的にハウスメーカーの建築価格には、原価の他に下請け業者の中間マージン、広告宣伝費、営業人件費、展示場経費などの中間流通経費がかかり、その内訳が施主にとっては不透明なものでした。(下図参照)

その「原価公開システム」を基軸に施主がこだわる家造りのあらゆる問題を施主の立場に立って解決し、価格・仕様・デザインなどをすべて施主自らが確認できる仕組みを構築して、不要なコストを削減し、責任を持った設計事務所の施工監理により質の良い、自分スタイルの住宅を適正価格で手に入れる事ができる。

これが、設計事務所が造る『適正価格住宅』なのです。

2なぜ工事原価を公開しなければならないのか?

例えば、現在主流のローコスト自由設計というものがありますが、ほとんどの会社が、まずローコストになっていない場合が多く見られます。

ある会社は軒裏やひさしの面積まで施工面積に算入して坪単価を掛けたり、またある会社では別途工事を多くつくったり、着工後の追加工事としたり、また、ローコスト住宅でありながら40%以上の利益を会社が取ったりしていることもあります。

ローコストと言う名目で、高利益を取っていては本当のローコスト住宅ではありません。本当のローコスト住宅と言うのは単に数字のマジックではないのです。

住宅の自由設計の原価はそれぞれ違うのが当たり前なのです。そのうえでコストを下げる工夫は、プラン(設計)段階から考えていかなければなりません。そのためには全ての工事原価を公開して、お客様に内容まで把握していただき、一緒にコストを下げる努力をして頂く必要があると考えています。